イメージをつかめば簡単!【would / will】の違いと使い方とは?



【would / will】はどう違う?イメージで考えよう!


日常会話の中でもよく使われる【would / will】。
基本的に「~だろう」というような似た意味を持っているこの2つですが、どういった違いがあるのでしょうか?
辞書でそれぞれの意味を調べるといろんな意味がたくさん出てきますが、辞書にのっている意味を全て覚えて会話の中で使おうと思うとちょっと大変ですよね。

でも大丈夫です!
辞書にはいろんな意味がのっていますが、それは「こんな意味になるパターンがあるよ」というまとめのようなもので、【would】も【will】も持っているイメージは1つだけ
それさえちゃんと理解して、イメージできるようになればたくさんの意味を覚えなくても【would / will】が使えるようになりますよ。


【would】のイメージは“空想”


【would】が持っているイメージは、「こうだったらいいな」や、「いつかこうしようかな」というような“空想”です。
例えば、宇宙に関する勉強を全くしたことがないのに「宇宙飛行士になりたい」と言うような、今の状況や状態に関係ない未来を“空想”するときは【would】を使います。

Would I hit bullseye
図星を指すかな
-TWICE / The Feels

この文は訳としては「図星を指すかな」ですが、【would】を使っているので「確信はないし、ただの想像だけど図星を指すかな」というようなニュアンスを持っているということです。


【will】のイメージは“現実の延長線上にある想像”


今の例文の「would」の部分を【will】に置き換えてみましょう。

Will I hit bullseye
図星を指すかな

このように訳が「would」のときと同じになりました。
これが「would」と【will】がややこしいポイントのひとつかもしれませんが、【will】になると訳は同じでもニュアンスが変わってきます。

【will】のイメージは“現実の延長戦上にある想像”です。
先ほどと同じ例えで言うと、宇宙に関する勉強をして訓練を受けている上で「宇宙飛行士になりたい」と言うときに使うのがこの【will】で、今の現実から想像される未来を言うときに【will】を使います。

「would」のときとは前提となる“現実”が違いますよね。

なので、「図星を指すかな」という訳は同じでも【will】の場合は「図星でしょ?と言える確信や証拠がある」というニュアンスを含んでいます。


【would】は丁寧で【will】は意志が強い


【would】の“空想”というイメージから、誰かに何かを頼むときに「Would you~?」と言うと「~してくれたらいいのになぁ」というニュアンスになります。
~をしてくれるとは思っていない”という前提があって、人に頼んでいるような感じなので、それが「丁寧な表現」とされています。

一方で「Will you~?」というと、【will】の“現実の延長線上にある想像”というイメージから「~してくれるでしょ?」というような、「~してくれる」と思ってる上で人に頼んでいるような感じになります。

  • 【would】「~してくれるとは思ってないけど、してくれるといいなぁ」
  • 【will】「~してくれるでしょ?(~してくれると思ってる)」

こうして比べると、「would」は低姿勢な感じですが【will】は「してほしい!」という意志が強く感じませんか?
このように【would / will】の持つそれぞれのイメージから、【would】は丁寧【will】の方が意志が強いとされているのです。


まとめ


いかがでしたでしょうか?
【would / will】が持つそれぞれのイメージが少しでもつかめたでしょうか?

  • 【would】は“空想”
  • 【will】は“現実の延長線上にある想像”

このイメージがつかめていれば、辞書にのっている意味を全部覚えていなくてもどんな意味になるか訳すことができるようになります。

大切なのはその単語の本質的な意味を知ることと、イメージすること
英語に対して、覚えることがたくさんあって難しいと思っている方がいれば、まずはこの2つを意識してみてください。
きっと英語がもっと簡単に感じるようになるかと思います。

分からないところなどがあれば、コメントやTwitterで教えてくださいね!
ちょっとでも英語が楽しく、簡単に感じられるようになれますように!

See ya!👋


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