【1.読解】Girl In The Mirror / Bebe Rexha



Sec.1 読解


今回はBebe RexhaのGirl In The Mirrorを読んでいきましょう。

この曲は失敗作の人形たちが主人公の映画、「UglyDolls」で歌われた曲です。
自分の気持ちや理想を信じて突き進んでいく人形たちと同じように、この曲も自分に正直になって、それ信じる女の子の気持ちがえがかれています。

では詳しくはどんな内容なのでしょうか?
一緒に読解していきましょう。



I'm tired of my thoughts

「I'm tired」は「私はうんざりした」という意味です。

何にうんざりしたのかというのが「my thoughts」、「私の考え」や「思考」などの自分の頭の中で考えていることです。

なので、まとめると「私は自分の考えにうんざりした」となります。

They weigh me down, feels like I'm drowning

「They weigh me down」は「彼らは私の気を重くする」。
この「They」というのは“うんざりする考え”のことで、自分の考えていることで気が重くなっている様子です。

「feels like」は「~のように感じる」という意味で、どんな風に感じているのかが「I'm drowning(私は溺れている)」です。

まとめると、「彼らは私の気を重くして、私はおぼれているように感じる」となります。

I'm tired of my flaws

これは、一番最初の文と同じような感じで「私は自分の欠点にうんざりした」という意味です。

They feel me with anxiety and doubt

「They feel me」は「彼らは私を感じる」。

「with」というのは手をつないで一緒にいるようなイメージを持っていて、この文でいうと「me(私)」と「anxiety and doubt(不安と疑い)」が手をつないでいる感じです。
つまり、“不安や疑いと一緒にいる私”を“彼ら(欠点)”は感じているとう意味の文です。

ちょっとややこしいですが、“欠点”というのは“不安や疑いを持っている私”のことで、そんな自分にうんざりしているようなニュアンスです。

欠点を持っているのも、不安と疑いを持っているのも“私”なので、訳すと「不安と疑いを感じてしまう」というような感じでしょうか。

Honestly, I'm done with hating pictures of myself

「Honestly」は「正直なところ」という意味です。

「done」は行動そのものを意味する「do」が変化した形で、「(その行動が)終わった」というような感じです。
「I'm done」は直訳すると「私は終わった」という意味ですが、これは日常でも使いどころがたくさんある言葉です。
例えば「宿題終わった?」と言われたときに「終わったよ」と返事をするのに「I'm done」と言えますし、仕事が終わって「I'm done」と言ったり、「終わった」と言いたいことには何でも使えると思います。

この文では何が「I'm done」なのかというと「with hating pictures of myself」。
「自分自身の写真を嫌うこと」を「終わった」、「やめた」ということです。

And trying to be like everybody else

「And」は「そして」ですね。

「trying to be」の「be」は存在そのものを意味する言葉なので、これは「なれるようにやってみている」というようなニュアンスの意味になります。

何に“なれるように”なのかが「like everybody else」で、「その他のあらゆる人のように」。

つまり、まとめると「その他のあらゆる人のようになれるようにやってみている」という文です。

ニュアンスとしては、それはこの曲の主人公にとってつらいことなんだろうな、という感じも少しします。

I wanna be like, look like the girl in the mirror

「I wanna be like」の「wanna」は「want to」の口語的な言い方なので、これは「私はこんな風になりたい」という意味です。

「look like the girl in the mirror」は直訳すると「鏡の中の女の子のように見える」ですが、“look like”は“~のように見える”という意味から「~に似た」と訳すこともできます。

なので、まとめると「私はこんな風になりたい、鏡の中の女の子に似た」という訳になります。

“文”というよりは、“どんな風になりたいか”をどう伝えようか、ちょっと考えながら誰かと喋っている感覚に近い感じがあるフレーズです。

Wanna act like, dance like no one's watching her

これも前のフレーズと同じような感じです。

「Wanna act like」は「こんな風にふるまいたい」

「dance like no one's watching her」は「誰にも見られていない彼女のように踊る」という意味ですが、これにも「Wanna」のニュアンスが含まれています。

人の目を気にしないで踊っている彼女のように、人の目を気にしないでふるまいたい、というニュアンスの文ですね。

I could try to be just like you

「I could try to be」は「なるようにやってみてもいいかも」や「試してみる」というような意味です。

何になるのか?が「just like you」。
この「just」には「ちょうど」という基本的な意味があるので、「ちょうどあなたのように」という訳になりますが、“ちょうどあなたのように”というのは「まさにあなたのように」と言い換えることができますね。

But I wanna be like me, the girl in the mirror

「But」は「でも」や「しかし」です。

「I wanna be like me」は「私のようになりたい」、つまり「ありのままでいたい」というような意味です。

「the girl in the mirror(鏡の中の女の子)」というのは、「I wanna be like,」の文に出てきた、“私”がなりたいといっていた女の子のことで、また、自分自身のことです。

I'm sick of the likes and followers everyone's counting

「I'm sick of the likes」は「“いいね”にうんざりした」という意味で、「いいね(likes)」はFacebookなどのSNSにある“いいね”のことです。

この曲の歌詞の最初に出てきた、「I'm tired of」も「I'm sick of」と同じく「うんざりした」と訳しましたが、ここで出てきた「sick」の方がうんざりした度合いが強いようなニュアンスがあります。
“tire”は「“疲れて”うんざりした」ような感じなのに対し、“sick”は「“病んで”うんざりした」というニュアンスがあるので、「sick」の方が強い“うんざり”になる感じです。

「and followers」は「そしてフォロワー」。
「followers」となっているので、複数のフォロワーのことです。

どんなフォロワーなのかが「everyone's (everyone is) counting」で「あらゆる人が数えている」です。

まとめると、「私は“いいね”とあらゆる人が数えているフォロワーにうんざりした」となります。

I'm sick of the lies, smiling, but I'm crying inside

「I'm sick of the lies」は「私は嘘にうんざりした」
これも「lie」が「lies」になっているので、複数の嘘があることが読み取れます。

「smiling, but I'm crying inside」は「微笑んで、でも私は内側で泣いている」という意味で、これも“文”というよりは喋っているかのような感覚があるかなぁという感じがします。

Wanna wake up, no make-up

「Wanna wake up」は「起きたい」
「no make-up」は「化粧なしで」という意味です。

“化粧なしで”というのは、これまでの内容を考えたら心のことを言っているような感じがします。
人目を気にせずに、起きた時からありのままの自分でいたいような感じでしょうか。

And still think I'm beautiful

「And still think」は「そしてそれでも思う」

何を思うのかが「I'm beautiful(私は美しい)」なので、化粧をしていないありのままの自分はそのままで美しいと思う、という文ですね。

Wanna smile like I mean it

この文は「本気のように笑いたい」、つまり「心の底から笑いたい」というような文です。

「I mean it」は「本気だ」という意味の言葉で、“mean”は“意味する”という本質があるのですが、“そのままの意味だ”というようなニュアンスから「本気だ」と言ったりします。
“mean”が“意味する”という本質を持っているということは変わりませんが、その場面場面や後に続く言葉によって日本語訳に幅が出る単語かなぁと思います。

And finally be comfortable with me

「And finally be」は「そして最終的になる」で、「be」は“存在そのもの”のことなので、こういった訳になります。

「comfortable with me」の「with」には“手をつないで一緒にいる”ようなイメージがあります。
この場合は「comfortable(苦痛がない)」と「me(私)」が手をつないで一緒にいる感じです。

なので、まとめると「最終的には苦痛がない私になる」という訳になります。


Song writers
Jonas JebergNeil/OrmandyIngrid Andress


まとめ


いかがでしたでしょうか?
この主人公の女の子が、考えながら聞き手に話しかけているような雰囲気を感じさせる書き方がところどころにありました。
曲のリズム感の関係もあるかもしれませんが、歌詞の内容も身近なものですし、より親近感がわく書き方だと個人的には思います。

では次回は、この内容をまとめて和訳をしていきましょう!

間違っているところや分からないところ、リクエストなどもあればTwitterやコメントにて教えてくださいね!

See ya!👋

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