イメージをつかめば簡単!【as】の本質は「まさにコレ」!



本質とイメージがつかめれば英語は簡単になる!


英語を勉強するときに、いろんな使い方や文法を覚えないといけなくて困ったり嫌になったことはありませんか?
日本語を話す人が用法などを深く考えないで喋っているように、英語を話す人も同じように喋っています。
試験などの“勉強”としての英語は別として、日常会話などでの“英語”で大切なのは、「本質とイメージをつかむこと」。
これは知らない日本語を調べて「そういう意味で、こういうときに使うんだ」と学ぶときと同じような感覚ではないかと思います。

そこで今回は、ネイティブは【as】にどういうイメージを持っているのかをつかんで、使えるようになっていきましょう!




【as】のイメージは「まさにコレ」!


ではまず、例文を見ながらイメージをつかんでいきましょう。

No one'll love you as you are
あなたそのものを愛する人は誰もいないだろう
- The Greatest Showman / This Is Me

この歌詞を「No one'll love you / as you are」と区切って考えてみます。
前半部分の「No one'll love you(あなたを愛する人は誰もいないだろう)」の「あなた」というのはどんな人なのでしょうか?
笑っているあなた、本を読んでいるあなた、ご飯をたくさん食べるあなた、たくさんの「あなた」がいる中で、「you are(あなたそのもの)」、まさにコレ!というのが【as】のイメージです。

この文は「(いろんなあなたがいる中で)あなたそのものを愛する人は誰もいない」というニュアンスの文になるということです。
辞書に載っている【as】の意味で言えば、「~のままで」という使い方です。


もうひとつ例文です。

Hold every memory as you go
あなたが行くときはあらゆる思い出も持って
- Wiz Khalifa / See You Again ft.Charlie Puth

この歌詞も「Hold every memory / as you go」と区切って考えてみましょう。
前半部分の「Hold every memory(あらゆる思い出を持って)」とは、思い出を持ってどうするのでしょうか?
思い出を持って寝るのか、遊ぶのか、いろんな選択肢がある中で「you go(あなたが行く)」、まさにコレをする!というイメージです。

「いろんな選択肢がある中で、“あなたが行く”ときにあらゆる思い出を持って行ってくれ」というニュアンスの文ということになります。
辞書に載っている【as】の意味で言えば、「~している時」という使い方ですね。

少しイメージを掴めてきたでしょうか?


【as】が基本的に持っているニュアンス


2つ目の例文のように、【as】の「まさにコレ」を考えた結果「~とき」という意味になる場合、「when」と何が違うの?と思いますよね。
この二つの違いは、ニュアンスに違いがあります。

【as】は基本的に「同時に」や「知っていると思うけど」というようなニュアンスを持っています。

なので、“when”と【as】は意味としては同じですが、“when”ではなく【as】が使われている場合は「同時進行してるんだな」と頭の隅で感じてみてください。


【as ~ as】の場合も考え方は同じ!


辞書で【as】を調べると、この使い方が個別で説明されていました。
【as】で単語を挟んでいる場合も、考え方は同じです。

Know that I can't find nobody else as good as you
あなたと同じくらい良い人と出会えないと知っている
-The Kid LAROI, Justin Bieber / STAY

「Know that I can't find nobody else / as good as you」と分けて見てみましょう。
前半部分の意味は「私は他に誰も出会えないと知ってる」です。
どんな人と出会うことができないのでしょうか?
優しい人、悪い人、クールな人などいろいろある中で「good(良い人)」を見つけられないということです。
さらに、“どんないい人?”なのか。
いろんな選択肢がある中で、まさに「you(あなた)」なのです。

他の人と出会うことができないって知ってるんだ
どんな人かって?それは良い人だよ
どんないい人かって?君みたいな良い人だよ

このように会話のようにすると分かりやすいかもしれませんね。
これが【as ~ as】のイメージなので、辞書には「~と同じくらい」「~と同様に」という訳が載っているのです。

さらにこれには、「知ってると思うけど」「知ってるでしょ?」というようなニュアンスも含んでいるという訳です。


まとめ


いかがでしたでしょうか?少しでも【as】のイメージはつかめましたか?

辞書で【as】と調べれば沢山の意味や使い方が出てきますが、実は本質的な意味はどれも同じなんです。
例にあげた文は、同じ考え方をしましたが日本語訳は違うものになりましたよね。
辞書に載っている“意味”というのは、「本質的な意味を考えたうえで日本語に訳したらこういうパターンがありますよ」ということなのです。

大切なのは「本質をつかむこと」「イメージすること」

少しでも理解を深める役に立っていればうれしいです!
分からないところなどがあればTwitterやコメントで教えてくださいね。

See ya!👋


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