イメージをつかめば簡単!【say / tell / speak / talk】の違いとは?



全部「言う」?単語のニュアンスの違いとは


「言う」という意味を持つ【say / tell / speak / talk】。
どうして「say」が使われているの?これを伝えるにはどの“言う”が正しいの?と困ったことはありませんか?
「言う」という意味だけで覚えてしまうと、いざ使うときにこのように悩んでしまいます。

今回は、「言う」という意味をもつこ4つの単語のイメージをつかんで、使えるようになっていきましょう!






【say / tell / speak / talk】を別々の日本語で言うと?


まずはこの4つの単語をそれぞれ別の日本語に置き換えてみましょう。

  • say=言う
  • tell=伝える
  • speak=喋る
  • talk=会話する

これがそれぞれの単語に一番近い日本語で、各単語が持つ本質的な意味になります。
この「言う / 伝える / 喋る / 会話する」は、広い意味で言えば全部「言う」ですが、ニュアンスが違いますよね。
つまり「“tell”と“speak”って同じ“言う”という意味なのにどう使い分けるの?」という疑問は、「“伝える”と“喋る”って同じ“言う”という意味なのにどう使い分けるの?」という疑問と同じことなのです。

「言う / 伝える / 喋る / 会話する」に感じるニュアンスの違いは、そのまま【say / tell / speak / talk】のニュアンスの違いと考えていいでしょう。


例文を見ながらニュアンスをつかみましょう


知らない日本語の意味を調べるときに、意味はもちろん、例文などで使い方を見て「そういう意味か」と理解するように、英語の単語を調べるときも一緒にニュアンスを知っておくと理解が深まります。

では、例文の単語を置き換えてそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。

When I say it only happened once
一度起こっただけと言ったとき
- Charlie Puth / How Long

When I tell it only happened once
一度起こっただけと伝えたとき

When I speak it only happened once
一度起こっただけと喋ったとき

When I talk it only happened once
一度起こっただけと会話したとき


日本語に訳したときに、それぞれに「相手がいる前提なのか?」「“言う”という行為に重きをおいているのか?」「言った“内容”に重きを置いているのか?」という違いがあると思います。

【say=言う】【tell=伝える】【speak=喋る】【talk=会話する】のように、単語を覚えるときにその意味とニュアンス本質やイメージをつかんでおけば日本語と同じように使い分けがしやすくなるかと思います。


本質が分かっていればこんな文も大丈夫


単語の本質が分かっていれば、こんな文もニュアンスがすぐつかめるようになります。

She said, "Boy, tell me honestly"
彼女は言った「ねえ、正直に話して」
- Charlie Puth / How Long

この文には「said (say)」と「tell」の2つが出てきていますね。
なんで使い分けてるの?というのも、【say=言う】【tell=伝える】という本質やニュアンスがつかめていれば分かりやすくなるかと思います。

【say】は内容よりも「言う」という行為に重きをおいている感じがするので、最初の「彼女は言った」は“言った”という事実を伝えているようなニュアンスの文になります。
一方で「tell me honestly」は【tell=伝える】なので、“言う”という行為よりもその内容に重きをおいている感じがあります。

「She said」では「言った」ということを、「Boy, tell me honestly」では「内容」を重要としていて、求めていることが違うので、使い分けているというわけです。


まとめ


勉強をする上で英語の文法的に細かいルールはありますし、正しい英語を使おうとする場合にそれを学ぶのは大切なことです。
日本語を正しく使うために日本には国語の授業があるように、アメリカにも英語の授業があり、英語のネイティブスピーカーも英語を学んでいます。
ですが、“日常会話”として英語を使う上では意味とニュアンスをつかんでいることが重要で、すごく極端なことを言えばとりあえずはそれでOKです。

【say=言う】【tell=伝える】【speak=喋る】【talk=会話する】
今回はこの4つを比べましたが、日本語と同じように英語にも本質的な意味やニュアンスがあるということを頭の中に置いて、たくさんの英語に触れていってもらえればと思います。

See ya!👋


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